元地方国立大理系女子大学生の就活と研究の垂れ流し

理系院生にしては就活をやった方だと思うので、どんな場所を受けたのかまとめてこうと思います。また、修士というものについても研究大好きではない自分と研究生活をどう折り合いをつけたのか(つけられてないけど)書いていこうかなーと

学会

学会に参加してきた

結果、めちゃくちゃ楽しかった。

 

今まで自分の研究内容に近い人と、物理的に交流をしたことがなかった。

直接研究内容について議論ができるのは楽しいものだと知ることが出来た。

ディスカッサーの人には、今日聞いた中で一番面白い研究内容だったよ

とも言ってもらえた。

 

この研究内容は急遽M2の初めから与えられたもので、

急に研究内容が変わったものだから、研究成果としてきちんとまとめられるのかどうかとてつもなく不安だった。

 

研究内容変更の時期が就職活動の時期と重なっていて、

両立できなくて不安な時期もあったし、

就活が終わって、研究に本腰を入れた時も、

学会の要旨の提出までに結果が全然出ないし、先が見えなくてつらかった。

私の研究科は学会参加が修了要件だから、出れなかったら就職できないなと

ちょっとプレッシャーがあったけれど、それよりも

5月に就活が終わって、6,7月は毎日研究漬けで、7月末の要旨締め切りまでは

とにかくがむしゃらに頑張ろうと思っていたところ、

7月26日に、締め切りが8月末になると連絡がきた。

目に見えていたゴールに向かってラストスパートをかけていたら、そのゴールがいきなり遠くまで持っていかれて、ギアをチェンジできなくなってしまっていた。

急にプツンって。

 

確かにアカデミックな学会では要旨の締め切りが延長されることがよくあることは知っていた。でもせいぜい1週間くらいだと見込んでいた。

あと1か月、この追い込みの状態を続けなければいけないのかと思ったら、急に学校に行けなくなった。

8月1日の朝に急に布団から出れなくなった。

あ、やばいなあって。

学校行って、これやってあれやって月曜の進捗で報告して、研究前に進めないと

要旨提出できないのに。

 

8月はそのまま立ち直れないまま締め切りが過ぎてしまった。

 

切れてしまってからも、

9月末の学内発表やって、10月11月は学会の準備して、

12月は学会発表して、2月までは修論に向けて最後のまとめをして

ああ、これからは忙しくなるばかりなのに、

動かなきゃいけないのに

 

ってなっていた。

こうなると駄目ね。

休まないとなのに休めない状態が急に来てしまう。

 

とりあえず、遅れて要旨を提出できる枠があるというのを知ったので、

精神科にいって、とりあえずお薬をもらって学校に行くようにした。

こういうときは、なにかきっかけがないと行けない。

薬は、きっかけだと思って飲んでた。

べつに、実際効くかどうかはさして重要じゃない。

とにかく何かきっかけが欲しかった。9月中旬から無事に行けた。

要旨も出せたし、学内発表もできた。

8月末からはゼミの担当もあって、自分の研究内容ではないけれど

研究活動に戻れていたのもよかったのかもしれない。

 

でも、やっぱり学内発表の前とか、学会前の準備とか、

とにかく指示が変わるし、メールは無視されるし、

本当にきつかった。

 

同期は、先生との関係もあって学校に来れていないけれど、

研究内容がかわっていないから、学会に出なくていいし、

なんで自分だけこんな苦しまなきゃいけないんだろうってなってた。

でも、研究室のメンバーは、

同じ担当教員の学生はほぼほぼみんな苦しんでるから、一人じゃないし、

修了した先輩に、学校行けなくなったときに連絡とって、

話を聞いてもらったときも、やっぱり同じように苦しんでいたと知った。

相手は、普通の大人じゃないって、就職したら、そういう人は圧倒的に少ない

というかいないよって言ってくれた。

 

研究室という特殊な環境、アカデミックという環境、修士学生という経済的に恵まれていない環境、それに加えて教授の人間性の特殊さが相まって、

バランスが崩れると、容易に学校に行けなくなるような環境だった。

 

でも、何とか学会で報告出来て、

外の人につながると、

すごくオープンにディスカッションが出来た。

外の世界は明るかった。

明るく研究をしている人がいるんだなって知れてよかった。

 

アカデミアから離れるのが少しさみしかった。

学会楽しかったことをゼミで報告すると、

教授は研究は楽しいものなんだよと、

なんでみんな苦しそうに研究するのかわからないって言ってたけど、

あなたが原因なんじゃないかな。

 

とにかく

残りあとちょっと、

わたしはスキルを身に着けて、この研究室を出ていく。

面白い研究成果を与えてくれたのは感謝します。